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時代にマッチした「共感力」を活かすエンパシーリーダーシップとは

更新日:2月7日


自己認識の差で職場の働き方が変わる

チームで仕事をしていると、「仕事はうまくいったのに、部下との関係が悪くなった」ということがあります。いくつかの要因が考えられますが、最初のケースで紹介した「認識のズレ」について説明したいと思います。



 

【 目 次 】

 

起こりがちな上司と部下の認識のズレ


日常業務において、予定通りに仕事が進まないことがあります。特に複数人で仕事を進めるときは遅延のリスクが高まります。


あるプロジェクトで、半分くらいのメンバーが未経験というチームを担当したベテランマネージャーがいました。余裕を持ったスケジュールを設定していましたが、予想以上のトラブルが発生し、仕事がなかなか進まず、予定よりも1週間程度遅れる可能性が高くなりました。


リーダーはその仕事に精通しており、そのままプロジェクトを進め、起こった問題も自分で解決策を提示し、なんとか最小限の遅れで抑えることができました。


しかし、結果として、プロジェクトはリーダーとメンバー、メンバー同士での認識のズレが生まれ、メンバーの心理的な負荷や不満がたまってしまったということが起きてしまいました。


プロジェクトのタスク管理では、リーダーが課題に対して、適切に対処したおかげで、プロジェクトをなんとか成功することができたのですが、このケースではリーダーがメンバーを巻き込まずに、一方的に仕事を進めた結果、メンバーとの信頼を失ってしまったケースです。では、このとき何が必要だったのでしょうか。






上司と部下の視点の違い

実は上司と部下は役割において、見る視点が異なります。


上司は全体の視点から組織やプロジェクトを見る傾向があり、戦略や目標に焦点を当てます。一方で、部下は具体的な業務やタスクに関わり、日常業務の実行に焦点を当てます。


この違いから、上司は大局的な視点を求め、成果や進捗に注目する一方で、部下は詳細な業務に集中するため、より具体的な業績や課題に意識を向けます。


コミュニケーションの不足や情報伝達の違いが、認識のズレを引き起こすことがあります。これらの認識のズレを解消するためには、お互いが共感しながら、情報を共有し、共通の目標や期待値をもって、コミュニケーションすることが重要です。特にこのコミュニケーションで大事なのが「共感」です。



上司の共感力で導くエンパシーリーダーシップ

この共感は「相手の感情や経験を自分のことのように理解しようとすること」です。

これはポジティブな感情もネガティブな感情も分かろうとすることで、決して相手と同じ気持ちになること(同情)とは異なります。


共感できるマネージャーは、従業員の声を聴き、感情に寄り添います。コミュニケーションを重視し、フィードバックを積極的に取り入れることで信頼を築き、チームの結束を強化します。柔軟性を持ち、個々のニーズに敏感に対応することで、従業員のモチベーションを向上させ、組織全体の生産性を高める土台を築きます。


このエンパシーとは「他者の感情や状況を理解し共感する能力」を指します。

このエンパシーを持つことは、他人の立場や視点を理解し、感情的なつながりを築くことができる重要なスキルです。組織内での人間関係やリーダーシップにおいて、エンパシーが重要視される理由はいくつかあります。


エンパシーがリーダーシップに重要である理由は、組織内の人間関係や、仕事の効果的な進行において、他者との良好なコミュニケーションや相互理解が不可欠だからです。従業員が理解され、尊重される環境では、仕事のモチベーションが向上し、結果として組織全体のパフォーマンスが向上します。



共感によって効果的に発揮できること

職場で「共感」が効果的に発揮できる場面を最後にご紹介します。


  1. 円滑なコミュニケーションとチームワーク向上

  2. チームメンバーとの信頼関係の構築

  3. チームでのリーダーシップの発揮

  4. 顧客のニーズの理解


共感は人間関係の構築や維持、効果的なコミュニケーション、信頼構築、リーダーシップ、顧客満足度など、仕事において重要な要素となります。ぜひ日頃からこの共感を意識してみましょう。



 

▼この記事を書いた人

頼木 康弘(よりき やすひろ)

「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」プランナー

副センター長/専任講師/コーチ

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