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一般社団法人日本血液製剤機構

2024年6月25日

​​更新日:

すべては、患者さんのために。高い倫理観と使命感を身につけ、受講者が所属部署の窓口となり、部門を越えて連携する動きに繋げていきたいです。

「善意と医療のかけ橋」を基本理念に、献血者の皆さまの善意を血漿分画製剤という形に変えて、
患者さんと患者さんを支える医療関係者のもとへお届けしている、一般社団法人 日本血液製剤機構さま。
善意の献血からつくられる血漿分画製剤を扱う者として、一人ひとりが高い倫理観と使命感を持ち、
人びとの健康と血漿分画事業の発展に貢献しています。

事業本部 学術研修部 研修課長 小瀧 慶介 氏 (写真右)
事業本部 学術研修部 研修課 主査 武田 春菜 氏 (写真左)

実施概要:

導入した研修の内容:ビジネスマインド研修

  • DAY1:リーダーシップ

・自分の目指すリーダー像に近づき、率先垂範ができるリーダーになる

・自分らしいリーダーシップの在り方を考え、目指す姿をイメージする

・リーダーに必要なコミュニケーションを習得し、メンバー育成に活かす

  • DAY2:クリエイティブキャリア

・自分のこれまでのキャリアを棚卸しすることで、自己理解を深める

・仕事で目指す姿を明らかにして、自分のキャリア開発のテーマを確認する


※企業名、担当者肩書き、プログラム名はインタビュー実施時点(2024年3月)のものです。

 

【 目 次 】



 


高い倫理観と使命感を維持できるよう、異なった研修を企画

 

--職員育成やモチベーション向上で注力していることを教えてください。


武田さま 会社全体の研修については、人事部が担当しておりますが、私たち事業本部は、主に顧客となる医師、薬剤師、看護師などの医療従事者や医薬品を納入する特約店などの対応を基軸とする管轄本部であり、MR(医薬情報担当者)も所属する組織です。そんな私たちの組織では、血漿分画製剤の特殊性を鑑みて、基本理念である「善意と医療のかけ橋」を体現できるよう、MRや本社スタッフに向けた患者志向の研修を実施しています。

その中でもモチベーション向上のために、管理職やチームリーダーを対象としたメンタルヘルス研修に注力しています。また、変化が早い業界のなかで、高い倫理観と使命感を維持できるよう、同じ内容の研修を慣習的に実施するのではなく、毎年異なった研修を実施しています。


ーー取り組みに至るまでに感じられていた課題や、当社の研修受講の決め手を教えてください。


武田さま 患者志向という部分で言いますと、患者さんのライフスタイルも年々変わってきています。時代の移り変わりや、役割に応じてそれぞれの多様性があるなかで、今後、組織力向上の基盤となる次世代の人財を育成するにあたり「リーダーシップ・フォロワーシップ」の意識づけや、事業本部内の同職級の連携強化に課題感がありました。今後、オリジナリティを発揮していくためにも、リーダーシップとキャリアの概念を勉強してもらいたいという想いはありましたね。


私たちの課題解決に合致した企画をご提案いただき、フレキシブルにご対応いただけた点が決め手となりました。今回、オンラインでの受講ではありましたが、研修対象となったさまざまな部署や役割を含め、連携を深めたりするきっかけになればと思いました。




 同じ職級での受講で職員の個性や考え方の違いが


--今回の取り組みに際して、ご不安に思っていた点はありますでしょうか?


 武田さま 当日は35名が集まりましたが、同じ職級での受講とはいえ、職種と年代が多岐にわたり、中には初めて顔を合わせる方もいらっしゃいました。更にオンラインでの受講という点もありましたので、どこまで相互でコミュニケーションが取れるのか、不安はありました。


ですが、実際に受講後のアンケートは回答率も高く、「勉強になった」「面談で活かしていきたい」といった声も多くあり、安心しました。職員一人ひとりの個性が見られたのも、とても良かったです。

また、内容は改めて考える必要がありますが、対面での実施によって、違う景色が見えるのではないかとも考えています。


--取り組みを実施して、良かった点や新たな気付きとなった点がございましたら、お聞かせください。


武田さま 全国の同じ職級でのつながりを醸成できたのはとても良い点でしたし、受講者満足度が高評価だったことにも満足しています。業務に活かそうといった姿勢がアンケートから見れたことも非常に良かったです。

2グループに分けて同じ内容の研修を2回実施したのですが、1グループ目の研修で発生した運営課題に対して、講師の加井さんにすぐに修正いただけたこともありがたかったです。

また、今後さらに研修内容やターゲットをより具体化して、ゴール設定を明確にする必要性があると私たちも気付きを得ることができました。


小瀧さま 受講後のアンケート結果を見ると、リーダーシップやフォロワーシップのプログラムはすべての年齢で満足度が高かった反面、キャリア研修は受講者の年齢層もキャリアの幅も広いため、特に受講者の年齢層で満足度が違いました。多様性を軸に研修を組んでいましたが、受講者側も広く受け取っていたと思います。



受講者のニーズが叶えられ、担当部門でも新たな気付きを得るきっかけに 


--今回の取り組みで感じられた効果や変化はありますでしょうか?


武田さま 研修の4日間で、Web開催でも受講者のニーズが叶えられていたと思います。研修が進むにつれて、情報交換を積極的にしたり、連帯感なども見えてきたことがとても嬉しかったです。


現場の上長にも期末の面談でヒアリングを実施してもらうように声がけをしているのですが、アンケートの回答結果からは受講された皆さんが気付きを得て、モチベーションが向上したり、学んだことを実践し始めていると感じています。実際にアンケートでも、自分が目指すリーダー像に向かって動き始めたいという意気込みを示してくれている方も何人かいらっしゃいました。

そういった方々は、リーダーには種類があり、必ずしも引っ張っていくタイプでなくても良いと気付きを得られたのかと思います。


--取り組みを通じて、社内からの反応で予想外なことなどはありますでしょうか?


武田さま まずは、受講者がそれぞれの所属部署で今回学んだ「リーダーシップ」を発揮していってほしいです。継続して「リーダーシップ・フォローワーシップ」の視点を持ち続け、相互理解(上司・他部署等)を継続し、波及効果が創出されると良いですね。

それぞれの役割でリーダーシップを発揮していくには、セクションを横断した連携が必須です。提案力などは、今回学んだコミュニケーションを通じて向上していくと考えています。


小瀧さま 今回の研修で、課題や情報を交換したことがきっかけになって、他部署の方とお話ができるようになったという声も出ていました。知り合った事がきっかけで、受講した皆さんが所属部署の窓口となり、部門を越えて連携する動きが会社全体に広まっていってほしいです。



今後は研修受講時期の見直しや短期間での成果を目指す


--今後、新たな取り組みとして、考えられていることは何かありますでしょうか?


 武田さま 実は、今回の研修で対象となった職級の職員には、もう少し早い段階で本研修を受講してもらった方が良かったかもしれない、と感じた点がありました。早期に研修を受講し、仕事で実践をしていれば、昇格してもすぐに活躍できるレベルに到達するのではないかと考えています。

また、他の職級との合同研修なども新たな取り組みとして検討を進めていきたいです。受講後のアンケートでも、他の職級との合同研修の要望が思いのほかありました。他の職級の目線や考え方、ビジョンを共有する機会を求めていることが新たな気付きとなりました。


小瀧さま お互いにどういう立場にいて、どう仕事が成り立っているのかを知っていただくのは、とても良い機会だと感じています。具体的な内容などはまだ検討を進める必要がありますが、管理職の方と一緒に研修を受けて、どんな視点を持っているのか体感したいという声が複数ありましたね。


武田さま 指示待ちではなく自律的に動いていける人財を増やしていきたいと考えています。もともと機構の育成方針でもあるのですが、ひとりでいろいろなことを抱えて孤立するのではなく、自分で判断基準を持って主体的に動ける人が増えていくと嬉しいですね。


小龍さま 製品知識などは一方的なインプット中心になってしまいがちです。そこで、学んだことを正確に相手に伝えられるようにするために、アウトプット主体の研修にシフトする環境を作っていきたいとも考えています。


武田さま 今後も機構としての大前提は変わりませんが、より医療従事者の方々から必要としてもらえる人財を育成するスピードを上げていきたいですね。私たちの業界は、この5年間、コロナ禍も含めて医療従事者も患者さんもライフスタイルが急速に変わってきています。

業界的としても変化のスピードが速いですし、これまでと違う形の提案などを多方面で求められています。この変化に柔軟に対応していけるよう、お客様のニーズを追いかけるだけではなく、体制改革も推進していきたいです。本来は、中長期でやるべきことなのかもしれませんが、もう少し短い期間で成果を上げたいと思っています。


 

担当プランナーからひと言

 

 日本血液製剤機構様のお取組みに関わることができましたこと、とても嬉しく思います。

改めまして、ここにお礼を申し上げます。

VUCAの時代と言われ世の中の変化が目まぐるしい昨今、企業が目指す未来も変わってきています。


そのような中で、日本血液製剤機構様の職員の皆様が求められるスキルやあるべき姿について悩まれていたなかでご相談をいただきました。

私はご相談をいただけた際、「自分らしさ」「自身や同僚の可能性」について自信を持って確立していただきたいと考え、「武田様・小瀧様とご一緒に創り上げていく」ことを大切にしながらご提案を進めさせていただきました。

講師からの学びはもちろん、受講者同士での学び気づきを得ていただけ、関係性強化も達成できたことも良かったと感じています。


改めまして、素敵な機会にご一緒させていただけましたことお礼を申し訳ございます。今後とも、引き続きよろしくお願いいたします。

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