
オーセンティックリーダーズ・アカデミア

私が私になれる場所は、自分でつくる
齋藤 怜奈
大日本印刷株式会社
“いま、自分が最大限にいいと思うことを、とにかく一生懸命に実行してみること”
半年間の学びの中で、最も私の心に響いた言葉です。
リーダーになってからの私は、“うまくやらないと”という気持ちにとらわれ、周りの意見ばかり気にして自分らしさと自信を失った状態でした。以前はよく笑い、活発に発言していた私は、慎重になり、道を外れないようにということばかり考えて行動するようになっていました。
半年間で得た経験や先生・仲間からの言葉は、そんな状態の私に「自分が自分らしく活躍できる場は、自分で作り出す」というマインドを与えてくれ、私は小さいけれど重要な一歩を踏み出すことができました。
私は初めに、“自分が最大限にいいと思うことを、とにかく一生懸命に実行してみる”という言葉を実践してみようと思いました。まず自分を見つめなおすため、いままでの経験や講義で学んだ自分の資質、どんなことに興味があり、どういうときに充実を感じるのかを言語化・図式化しました。それをもとに、本当にやりたいことを考え、自分の今の仕事と関連付けて簡単な提案書を作り上司に相談するところまで実行してみました。
部署から与えられた仕事をするだけだった私には、すごく勇気のいることでした。
一生懸命行動すると、一気に世界が変わりました。
勇気を出せた自分に少し自信が持てるようになり、相談した上司からはやりたいことに関する協力を得られるようになり、やりたいことへの情報が集まるようになり、やりたいことにつながりそうな案件に積極的に飛び込むことができるようになり…様々ないいことが起こりました。
少しずつ、自分らしさも取り戻せているように思います。
「自分が自分らしく活躍できる場は、自分で作り出す」
どこか遠くに感じていたよく聞く文言の体験談は、いま実体のあるずしりとした感覚として、自分の中に置かれています。
今回踏み出した一歩を大切に、次につなげていきたいと思います。