キャリアスクールとは、社会人が職業上の実務的スキルや専門的な知識の習得を目的として通うスクールのことです。
キャリアスクールに興味がありながらも、「働きながら通うのは大変そう」「キャリアスクールに通っても意味ないのでは?」と悩んでいる人も多いでしょう。
本コラムでは、キャリアスクールとはどのようなものか、通うメリットや種類などについて解説します。自分に合ったキャリアスクールを見つけるためのポイントや、キャリアアップしたい女性におすすめのスクールも紹介しますので参考にしてください。
【 目 次 】
キャリアスクールとは?
キャリアスクールとは、キャリアアップのために職業上の実務的スキルや専門的な知識を身につけるためのスクールです。
専門資格やビジネススキル取得のためのビジネススクールには学生も通っていますが、キャリアスクールは主に社会人が通っているところに違いがあります。
企業の求める人材やスキルが変化していることに加え、副業や兼業する人が増加していることや、働き方の多様化が進んでいることなどにより、社会人になってからもキャリアスクールに通いたいと考える人が増えているのです。
キャリアスクールに通う女性が増えている
多種多様なキャリアスクールに通う女性の数が増加しています。
ビジネススクールやキャリアスクールで男女比率を公開している先を調査してみると、以下のようになりました。
スクール名 | 男性 | 女性 |
一橋ビジネススクール(経営分析) | 59% | 41% |
法政大学ビジネススクール | 66% | 34% |
青山大学ビジネススクール(デイタイムコース) | 41% | 59% |
ヒューマンアカデミーMBAスクール | 49% | 51% |
テックアカデミー | 58% | 42% |
ワークキャリア | 54% | 46% |
(2024年9月26日閲覧)
たとえば、青山大学ビジネススクールのデイタイムコースでは女性の割合の方が多くなっています。
女性の管理職やマネージャーの増加に伴い、マネジメントやMBAを学ぶスクールでは女性比率が増加しているようです。
また、テックアカデミーやワークキャリアなど、ITスキルやキャリア系スキルのスクールでも、女性比率が40%超を占めるところがあります。
ライフステージの変化に伴う転職やキャリアアップなど、さまざまなニーズや目的でキャリアスクールを選択する女性が増えているのです。
社会人スクールとの違い
キャリアスクールと似た言葉に「社会人スクール」があります。キャリアスクールや社会人スクールに正式な定義はありませんが、社会人スクールは大学や専門学校が社会人向けに開講している講義やコースのことを指すことが多いようです。
最近では、社会人の学び直し、いわゆる「リカレント教育」の重要性が見直されており、社会人になってから再度教育を受ける人が増えています。
社会人の学び直しの場として、ビジネススクール・キャリアスクール・社会人スクールなど、スクールの形態や種類が多様化しているのです。
キャリアスクールに通うメリットとは?忙しい女性にキャリアスクールがおすすめな理由
キャリアスクールは、短期間で実践的なスキルを身につけることができ、特に忙しい女性にとって魅力的な選択肢です。
ここでは、キャリアスクールに通うメリットを3つに分けてご紹介します。
効率的にスキルアップできる
キャリアスクールでは、効率的にスキルアップを図れる点が大きなメリットです。
プログラミングやデザイン、ビジネススキルなど、専門的なスキルを短期間で集中的に学べます。独学では時間がかかるスキルも、キャリアスクールならカリキュラムに沿って体系的に学べるため、スキルを効率的に身につけたい方には最適です。
キャリアアップや転職に有利
キャリアスクールで学んだスキルは、キャリアアップや転職活動において大いに役立ちます。
特定の業界や職種に必要な専門スキルを身につければ、自分の市場価値を高めることにつながります。
また、多くのキャリアスクールでは、就職支援や転職サポートも行っており、卒業生向けの求人情報の提供や履歴書の添削・面接対策など、きめ細やかなフォローを受けられます。転職活動をスムーズに進めることができ、目指すキャリアへの一歩を踏み出しやすくなるでしょう。
副業や起業につながる
キャリアスクールで学んだスキルは、副業や起業にもつながります。
デジタルマーケティングやWebデザイン、プログラミングなどのスキルを身につけ、将来的にフリーランスや副業への活用を考えている人が増えています。企業内や職場内でしか通用しない知識・スキルではなく、汎用的な知識・スキルを身につけられるのがキャリアスクールのメリットです。
また、スクールを通じて得たネットワークや人脈も、起業時に重要なサポートとなる可能性があります。同じスクールで学んだ仲間や講師とのつながりを活かして、ビジネスのパートナーシップを築けるかもしれません。
将来的に自分のビジネスを持ちたいと考えている人にとって、キャリアスクールは有益な学びの場といえるでしょう。
キャリアスクールの種類
キャリアスクールに通う目的やメリットに応じて、キャリアスクールの種類や形態も多様化しています。
学べるスキルの種類は、従来のビジネススキルや語学スキルに加え、DX時代のリスキリングとしてWebやITスキル、コミュニケーションやコーチングスキルなどさまざまです。
ここではキャリアスクールにどのような種類があるかを解説します。
受講者層別のキャリアスクール
キャリアスクールの受講者層は、例えば以下のように分けられます。
20~30代前半の若手ビジネスマン
主婦や子育て中の女性
起業やフリーランスを目指す人
管理職や経営者幹部
セカンドキャリアやシニア世代
最近では、主婦や子育て中の女性をメインとしたスクールや、セカンドキャリアやシニア世代向けのスクールなど、受講者層別に多種多様なキャリアスクールがあります。
フリーランスや独立を意識したスクールと、企業内でのキャリアアップや管理職を目指す人向けのスクールとでは、受講者層やスクールの雰囲気も異なってくるでしょう。
キャリアスクールでのネットワークやメンバー同士のつながりを重視したい場合には、スクールごとにどのような受講者層がメインなのかを意識するとよいでしょう。
資格やスキル別
キャリアスクールを資格やスキル別に分けると、以下のようなジャンルが挙げられます。
Web制作スキル
語学スキル
ビジネスコミュニケーション
マーケティングスキル
マネジメントスキル
財務・会計スキル
MBAや経営分析
各種専門資格
Web制作スキルには、プログラミングやコーディングなどデザイン系スキルのほか、Webマーケティングや動画編集、Webライティングなどがあり、副業や起業を意識して学ぶ人も多いようです。
現在の仕事や職種を続けながらキャリアアップするために、語学やビジネスコミュニケーションやマーケティングスキルを学ぶ人も増えています。
管理職やリーダーあるいはさらなるステップアップを目指す場合は、マネジメントや経営分析スキルを習得するとよいでしょう。
オンラインスクールか通学か
キャリアスクールには、オンラインと通学の2種類があります。
オンラインキャリアスクールは、自宅や職場から受講できるため、仕事や家庭のスケジュールに合わせて柔軟に学習を進められる点がメリットです。
一方、通学形式は、講師やほかの受講生と直接交流する機会が多いので、モチベーションの維持やネットワーク構築などを重視したい人に向いています。
最近では、通学型とオンライン型のハイブリッド形式を取り入れているキャリアスクールもあり、ニーズや目的に合わせて選択が可能です。
自分に合ったキャリアスクールを見つけるためのポイント
キャリアスクールを選ぶ際には、自分の目標や生活スタイルに合ったスクールを選ぶことが重要です。
適切なキャリアスクールを見つけるための3つのポイントを解説します。
目的をはっきりさせる
キャリアスクールを選ぶ際には、まず自分の目的を明確にすることが大切です。
キャリアアップを目指して新たなスキルを学びたいのか、転職のために専門的な知識を習得したいのか、または副業や起業の準備をしたいのか、目的によって選ぶべきコースやスクールが変わります。
たとえば、ITスキルを身につけたい場合は、プログラミングやデータ分析に特化したスクールを選ぶのが効果的です。目的がはっきりしていると、目標達成に最適な学習環境を選べるでしょう。
今後に活かせる資格やスキルを選ぶ
キャリアスクールには、さまざまな資格取得やスキル習得を目指すコースが用意されています。
自分がどのスキルや資格を取得したいのかを明確にし、それに対応したプログラムを提供しているスクールを選びましょう。
たとえば、英語力を高めて国際的なキャリアを目指す場合は、TOEICやビジネス英語に特化したスクールが適しています。また、資格の取得に向けた試験対策が充実しているか、実務で活かせるスキルを実践的に学べるかなども、スクール選びの重要なポイントです。
継続しやすい学習スタイルかどうか
自分のライフスタイルに合った受講方法や受講時間を選ぶことも大切です。
キャリアスクールには、平日の夜間や週末に通えるコース、オンラインでの受講が可能なコースなど、さまざまな形式があります。
忙しい社会人や子育て中の方には、オンライン講座やフレキシブルな受講時間のコースが便利です。
また、対面での指導を重視する場合は、通学型のスクールが適しています。
無理なく継続できる学習スタイルを選ぶことで、学びの効果を最大限に引き出せるでしょう。
【まとめ】キャリアアップしたい女性におすすめのキャリアスクール
キャリアスクールに通う人が増えている理由や通うメリットなどについて解説しました。
副業や転職などさまざまな目的で、キャリアスクールに通う女性が増えています。
特にキャリアアップをしたいと考えている女性におすすめなのがオーセンティックリーダーズアカデミアです。
オーセンティックリーダーズアカデミアでは、経営戦略や会計財務・ダイバーシティ・マインドフルネス・リーダーシップ論などを横断的に学べます。管理職一歩手前のリーダーから経営幹部まで、実践的なパッケージで学習コースが選択可能です。
旧日本女子経営大学院のビジネススクールが母体ということもあり、女性のマネージャーや経営幹部の受講生が多いという特徴があります。
ここでいくつか女性の受講者の感想をご紹介しましょう。
自分を知り、自分の想いに気づき、行動する(大手通信会社・Mさん)
私の日本女子経営大学院での半年は、この繰り返しでした。自分の思考を振り返り、受け入れる訓練を繰り返す中で、自分がどうしたかったのか、次はどうすれば良いのか視界がクリアになっていきました。自己承認のプロセスは、勝手に自分で設定した枠の外に出て、もっと広い視野で未来を見ることを教えてくれたのです。 9月末から実施した8名へのインタビューの中で、自分が職場に対する課題感を持っていることに気づき、職場で「話そう会」を開催しました。すると、私の想いに共感してくれる人、同じような活動をしている同志に出会うことができました。 私は想いをさらに強め、次の行動を起こしています。自分の想いを率直に表現することで、自然と自分の中からエネルギーが溢れ、そのエネルギーは周囲と共鳴し、より強くなって自分のエネルギーとなる。エネルギーのサイクルの中で生まれるものが自分にとってのリーダーシップだと学びました。
私が私になれる場所は、自分でつくる(大手印刷会社・Sさん)
リーダーになってからの私は、“うまくやらないと”という気持ちにとらわれ、周りの意見ばかり気にして自分らしさと自信を失った状態でした。半年間で得た経験や先生・仲間からの言葉は、そんな状態の私に「自分が自分らしく活躍できる場は、自分で作り出す」というマインドを与えてくれ、私は小さいけれど重要な一歩を踏み出すことができました。 まず自分を見つめなおすため、いままでの経験や講義で学んだ自分の資質、どんなことに興味があり、どういうときに充実を感じるのかを言語化・図式化しました。それをもとに、本当にやりたいことを考え、自分の今の仕事と関連付けて簡単な提案書を作り上司に相談するところまで実行してみました。 「自分が自分らしく活躍できる場は、自分で作り出す」 どこか遠くに感じていた、よく聞く文言の体験談は、いま実体のあるずっしりとした感覚として、自分の中に置かれています。 今回踏み出した一歩を大切に、次につなげていきたいと思います。
このように、オーセンティックリーダーズアカデミアでは、徹底的に自分と向き合い、深いレベルで自己を知り、新しい経験知を体得することが可能です。視点移動をし現在の自己から脱却した状態で、自分自身と深く向き合い自らの既成概念と固定観念からの解放することを「越境ダイバシティ学習」と呼んでいます。
リーダーになって壁を感じていたり、マネジメントで悩みを抱えたりしている女性に、オーセンティックリーダーズアカデミアは特におすすめです。
同期生や修了生の充実したコミュニティや、メンターによるサポートなども受けられます。こちらから無料で資料請求できますので、くわしく知りたい方はぜひご利用ください。
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