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下りを全うするキャリア


リーダーが集中すべきたった一つのこと



「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」

専任講師の齊藤です。


つい最近、私自身が目にして、はっとした言葉があります。

「下りを全うするキャリア」です。

心理学者の河合隼雄さんの講義での言葉だそうです。

私たちの総研にいる上席研究員との対話での言葉を知ったとき、我々が生きる「人生100年」と言われるこの時代にふさわしいフレーズだと感じました。。みなさんはいかがでしょうか。

“下り”は少々もの悲しいイメージを抱かせる言葉ではありますが、キャリアの折り返しをしていることをしっかり受け止めつつ求められる役割を全うする。

そんな前向きさや潔さを私はこの言葉から感じます。



 

【 目 次 】


 

シニア層とどう向き合っていく?

お客様とのお打ち合わせの中で“シニア”が話題になることが多くなりました。残念ながらいい話題になることは少なく、いわゆる組織の中でベテランとして扱われながらも、滞留してしまう傾向にあるシニア層を、今後どう扱っていけばよいのか…。働くシニア層であってもポジションやそれに伴う給与を保障できなくなってきたときにどう役割変化を伝えていけばいいのか…。

そんな課題感を聞くようになりました。


若手はアクティブにならざるをえない

アクティブに動きにくい人は、若手よりもある程度キャリアと年齢を重ねた中堅以上の社員に多いという見解を耳にすることがありますが、これはあながちでたらめではなさそうです。


新入社員や若手社員は、社内でも多くの人から注目される存在なので、仮に受け身になってしまうと、先輩や上司からフィードバックを受けます。


また新入社員や若手社員は自身の仕事に手一杯でもありますので、アクティブに動かざるをえないのです。

一方、ある程度年齢やキャリアを重ねた社員の場合、求められる最低限の業務をこなすだけの充分な知恵や能力はあります。

それなりに責任があるポジションにいる場合は、新入社員や若手社員と比較すると注意やアドバイスをしてくれるような存在が周囲には少なくなってきます。





もとからアクティブではない人だったのか?

組織の中でアクティブに動きにくい人は一定数いると言われていますが全員が全員、最初からそうだったわけではないでしょう。若い時には一生懸命働いていたものの、挫折を味わってやる気が失われてしまった人、早々に目標を達成してしまったがために無気力になってしまった人など、さまざまな人たちがいると思われます。


アクティブではない人ががアクティブになれない理由


それでは、なぜアクティブに動きにくくなってしまったのでしょうか?

原因の1つとして見えてくるのは、

「周囲から過去のような期待をされていないと思っているから」

ということが挙げられると思います。

私がこれまで見てきた中でも、そのようなことを言っていたシニア層はたしかにいました。


体力も気力も十分な若い世代が期待されるのは当たり前。


若い世代と同じように、他者から期待を寄せられないと働けないとするならば、それは未成熟という意見もあるかもしれません。


年収も若手時代より下がってしまったので、給料分だけ働けばいいと思い始める

  ↓

求められても習得に時間がかかること(ITリテラシーなど)が多くなり、追いつかない

  ↓

不満が蓄積され、ため息が多くなる…

  ↓

ポジションがなくなったことで周囲(特に若手)と共有し合うことがない

  ↓

定年まであと少し、やり過ごそうと思い始める


こうして働かないシニアが出来上がっていくのではないでしょうか。


まとめ


これから先の道を切り開くのは、結局は自分です。

人生100年と言われている時代を生きていくためには、一人のシニアとして自分を必要としてもらわなくてはなりません。


そのための力を磨くためにも、在職中から少しずつ準備を始めていくことが有利なはずです。

与えられた場所で、与えられた仕事を、きちんとやる。


自分が手掛けることにより、付加価値を高められているのかを考えながら仕事をする。


周囲と協働しながら、ベテラン社員として若手層によい影響を与え、「職場にいてほしい」と思われるような評判や評価を得られれば、きっとどこにいっても通用する人材としてこれから先も重宝してもらえるはずです。


2007年に「超高齢社会」に突入した日本。

高齢化率も世界に先駆けハイスピードで進行中です。

今後我々がどういう道を切り開くのか、いま世界も注目しています。






 

▼この記事を書いた人

齊藤 理美(さいとう まさみ)

「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」専任講師&コーチ


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