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「バックトラッキング」とは?弾まない会話に勢いをつける方法

更新日:2023年2月17日


バックトラッキングとは?弾まない会話に勢いをつける

初めて会った人や、あまり親しくない人と話をしているときに、会話が弾まなかったり、打ち解けずに、気まずい思いをすることがあります。


そもそも会話上手とはどのようなことをいうのでしょうか。ボキャブラリーが多い、話題に事欠かない、流れるように言葉が出てくるなどを思い浮かべるかもしれません。それは、スキルとして習得できるとよいですが、それだけでは会話とはいえません。会話とは、お互いに、相手の話をよく聞き、それに合わせて反応し、相手の思いや伝えたいことを引き出していくことだからです。


会話の基本は信頼関係で、それなくしては、心の通った会話は成立しません。では、初めて会った人や、あまり親しくない人と心の通った会話をするにはどうしたらよいでしょうか。


 

【 目 次 】

 

ペースを合わせるスキル「バックトラッキング」


ペースを合わせるスキル「バックトラッキング」

バックトラッキングとは、相手の話を繰り返すことです。会話の中で相手の言葉や話のキーワードを、そのままオウム返しに相手に伝え返します。


人は自分の言った言葉や内容を相手に繰り返して言われると、理解された気持ちになって安心感を覚えることがわかっています。


例えば、あなたが同僚に「カレー食べに行こう」と誘ったとき、「いいよ」と返事をされるのと、「いいよ、カレー食べに行こう」と返事をされるのでは、どちらが親近感を持てますか。


同じ言葉を繰り返されたほうが親近感を持てたのではないかと思います。


バックトラッキングは、そうした心理状況を応用したもので、「自分の話をよく聞いてもらっている」という安心感が得られ、さらに、自分が本当は何が言いたいのか、どう考えているのかを整理することができます。


考えが整理されることで、自分自身が課題解決や判断の糸口を見つけられるという効果が得られることもあります。



バックトラッキングを行う時のポイント


バックトラッキングを行う時のポイント

バックトラッキングで相手に伝え返すのは、「会話の中で繰り返される言葉」「気持ちを強調している言葉」です。


「会話の中で繰り返される言葉」の場合。

「この商品をユーザーに届けるには発表の場が必要です。発表することで商品のメリットが伝わり、発表することで認知度があがるのです」と、相手が話したら「発表ですね」と繰り返します。


「気持ちを強調している言葉」の場合。

「順調に進んでいたので、山田さんから話を聞いて、がっかりしましたよ」と相手が話したときには、「がっかりしたのですね」と繰り返します。


「会話の中で繰り返す言葉」も「気持ちを強調している言葉」も、話をしている人が大事にしている事、物、感情を表す言葉です。大事に思っていることをバックトラッキングされると、私が大事に思っていることが伝わったと感じるのです。



相手と同じペースで歩く効果


バックトラッキングをするは、相手のペースに合わせて歩くようなものです。相手の歩みが早ければ、あなたは急がなくてはなりませんし、遅ければスピードを緩めます。いずれも、努力を要します。もし相手があなたに自分を十分理解してもらっていると感じたら、つぎは自分からあなたのリードについてきてくれるでしょう。


皆さまの、ビジネスやプライベートを含めたコミュニケーションに役立てていただけますと幸いです。



この記事を書いた人 佐藤 純子(さとう じゅんこ) SBIビジネス・イノベーター株式会社 「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」

センター長


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