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リーダーシップとマネジメントの違いとは?それぞれに必要なスキルも紹介

更新日:4月4日


自己認識の差で職場の働き方が変わる

組織の目標を達成するために欠かせない「リーダーシップ」と「マネジメント」。チームを成功に導くための行動という意味ではどちらも同じですが、取り組む内容は両者で大きく異なっています。


そこで今回は、リーダーシップとマネジメントの違いについて徹底解説します。リーダー、マネージャーに求められるスキルについても併せて紹介するので、参考にしてみてくださいね。


 

【 目 次 】

 

リーダーシップとマネジメントの違いは何か


リーダーシップとマネジメントは、目標達成のために取る行動に大きな違いがあります。


リーダーシップでは、メンバーへの指示やモチベーション管理、物事を進める中で生じた課題の積極的な解決、スタッフがミスをした際の責任を引き受けることが主な役割です。


一方、マネジメントは目標達成までに必要な予算・人的資源・リスク管理を行います。ただしリーダーにもマネジメント力は求められますし、マネ―ジャーにも周囲をけん引する能力は必要です。つまり両者に違いはあるものの、関係としては不可分なのです。




リーダーに必要なスキル


リーダーに求められる能力は、リーダーシップだけではありません。例えば以下のような能力が求められます。


目標設定力

組織の目標達成に向けて、最終目標から逆算して短期目標を立てていきます。いつまでにどこまで行う必要があるのか明確でなければ、メンバーも動けません。無駄なく動いてもらえるよう、期日を決めて作業範囲・作業量などの目標設定を行います。



コミュニケーション力

組織の目標をクリアするには、チームで一緒に動かなくてはなりません。カギを握るのがコミュニケーション力です。リーダーはコミュニケーションコストを低く抑え、スムーズなやりとりが交わされるように気配りします。



責任を引き受ける力

リーダーは、メンバーの行動の最終的な責任を引き受けます。業務上のミスを個々の責任にしないことで、メンバーは挑戦がしやすくなります。メンバーが失敗をしても責めることなく、常に自分がすべての責任を引き受けるという意識を持って業務に当たることが大切です。



主体的に行動する力

リーダーは、組織の目標達成へ向けて的確な判断や指示をする立場にある人です。受動的な態度ではメンバーから信頼を得られずチームをうまく引っ張っていけません。人にやらせる前にまず自分が動くことです。



物事を判断する力

リーダーは、自分で状況を見て冷静かつ的確な判断を下します。重要事項であるほど判断を人任せにはできません。常に自分で考えて迅速に判断・行動できる力が必要です。







マネージャーに必要なスキル


マネージャーに必要とされる主なスキルは、以下の2つです。


  • 業務管理・進捗管理能力

  • コミュニケーション能力



業務管理・進捗管理能力

マネージャーは目標達成に必要な業務の割り振りや納期・予算管理が主な仕事です。全体の進捗状況を把握して、期日までに目標が達成できるよう軌道修正も適宜行います。


メンバーの中には細かく管理されたくない人もいるため、個々の特性に合わせて適切な管理を行えるようにするのがポイントです。



コミュニケーション能力

個々の指導に直接携わらないマネージャーにも、コミュニケーション能力は大切です。プロジェクトを遂行するためには社員の状況把握も行う必要があるからです。普段から気軽に話せる関係を築いておけば、問題が起こった時も隠さず相談してもらえます。



まとめ


今回は、リーダーシップとマネジメントの違いについて解説しました。どちらも組織の目標を達成に導くために必要な能力で、違いはあれど不可分なものです。リーダーの役割を担う方は、リーダーシップとマネジメントの2軸で自分の力を評価し、足りないところを補っていきましょう。結果はチームの成果として現れるはずです。

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