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自身のリーダーシップにたどり着くためにできること



ダイバーシティ&インクルージョンの普及などに伴い、リーダーシップの在り方は多様性をもっていいという考え方が浸透してきました。


一方で人材育成の研修やワークショップの受講生からは


「リーダーは人をぐいぐい引っ張る人」

「リーダーシップとは先頭に立って、みんなを先導する行動」


といった画一的な声をまだまだ聞きます。


今回は、「それぞれのリーダーシップにたどり着くためにできること」について解説します。


「自分にはリーダーは無理」と思っている人でも今日からできることを書いています。ぜひ最後まで読んでみてください。


 

【 目 次 】

 


組織をリードするスタイルはさまざま



上記は、イタイ・タルガム氏の「偉大な指揮者に学ぶリーダーシップ」というTEDの動画です。


この動画では、「音楽を創り上げるうえでリーダーシップの在り方はさまざまであり、十人十色のアプローチをしたとしても素晴らしい表現は生み出せる」ことをわかりやすく伝えています。


私は小学校4年生から大学を卒業して数年目までプロの音楽家を目指していました。ビジネスにおける考え方は音楽から沢山学んだと感じています。リーダーシップの在り方もその一つです。


音楽において、楽譜は道しるべにすぎません。そこから生み出されるものは表現者によってさまざまです。


組織も同じで、成功を目指すにしても一つの目標を達成するプロセスは複数あり、どのルートでたどり着いても問題ありません。リーダーの考えやメンバーの個性などが奏で合うことでルートが開け、良い結果にたどり着けるのです。



求められるリーダーシップの多様性


音楽の例を見てもわかるとおり、リーダーやリーダーシップの在り方が多種多様なのは本来自然なことです。


それが今日、なぜ画一的に解釈されているのか。おそらく教えたり組織を作ったりするのに簡単なやり方だったからでしょう。またそんなリーダーの方が組織が作りやすかったのかもしません。


最近は多様なリーダーの在り方が求められる風潮になってきて、研修やワークショップでも自分自身の強みを活かしたリーダーシップの発揮を考える機会が増えてきました。


またリーダー以外のメンバーにもリーダーシップが求められているという理論も出てきています。



リーダーシップはリーダーだけが発揮するものではない



現在は、VUCAという予測不可能な時代です。だからこそリーダーだけでなく、メンバーすべてがリーダーシップを発揮するべきだといわれています。


課題解決に明確な正解はなく、オリジナリティや斬新なアイデアが求められます。パンデミックの発生もあり、普通とされてきた働き方や価値観も数年前と比べて大きく変わってしまいました。


そんな中一人のリーダーの判断に頼って動くことは、はたして正解と言えるでしょうか。変化についていくには、スピード感や個人が自分で考える力が必要なはずです。


だからこそ、それぞれがリーダーシップを発揮し、自律した判断のもと行動する組織であるべきではないでしょうか。


冒頭でお話したオーケストラも似たような組織のつくりです。それぞれがプロとして活躍しているメンバーが集まっています。


演目が決まり楽譜が手に入れば、自分なりに解釈をして最大限の準備をします。その上で集合練習に入り指揮者との意識合わせを行うからこそ、短いリハーサルでも素晴らしい演奏をお客様に届けることができるのです。


指揮者という司令塔は置いていますが、演奏中は状況に合わせてそれぞれの音楽家がベストを尽くし、一つの音楽を創り上げていく。まさに一人一人がリーダーシップを発揮する理想的な組織の姿です。



誰もがリーダーであるためにすべきこと



誰もがリーダーシップを発揮するために、何ができるでしょうか。「リーダーなんて自分には向いてない」という人でもできることを紹介します。



1.自身のことを知る


リーダーシップは自分自身を知るところからスタートです。


どんなことが強みで弱みなのか、診断や自分自身との対話を通してキャリアを振り返り、どんな人間なのかをひも解きます。


最近私は、ある診断で自分自身がエネルギーが多い体質だと知り、忙しくしていることが重要だと改めて認識しました。自分を理解することで自身のリーダーシップを取っていくことができます。



2.目の前の仕事を極める


仕事だけでなくプライベートでも、何かができるまで極めます。いままでお会いしてきた優秀な方は、コツコツ極めていく人が多かったです。


極めていくには、自身をモチベートし自ら動くように工夫しなければなりません。個人レベルのことですが、これもリーダーシップです。



3.自分で決めて行動する


1と2を踏まえて、自分自身で決めて行動しましょう。


ヒエラルキー型の組織で、指示に従って「行動する」だけだった方は、自分自身で判断して「決める」のが思いのほか難しいはずです。


自分で決めるのが苦手な方は、判断に関わる情報をたくさん集めてください。経験を積むには年月が要りますが、情報を集めるだけなら時間はそれほどかかりません。


決断力を高めたければ、勉強や情報を集めることを怠ってはいけません。

「決断力が不足しているときは、情報が少ないだけである」

私が以前メンターに言われたことですが、みなさんにも共有します。



まとめ


以上、リーダーシップの在り方から個人として発揮するリーダーシップについてお伝えしました。


リーダーシップは、自分で決めて行動するのが基本です。あまり難しく考えず、まずはここから始めてみましょう。


やってみることで自分らしいリーダーシップの在り方が見え、チームメンバーや組織に対してリーダーシップを発揮する時の準備ができます。


その先にあなたなりの多様なリーダーシップの形が見えてくるのではないでしょうか。



​▼この記事を書いた人

加井 夕子(かい ゆうこ)

「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」

副センター長/専任講師/コーチ


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