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内定者研修とは?研修を組む際に大切な4つのポイントを解説


自己認識の差で職場の働き方が変わる

内定者向けに実施される「内定者研修」。内定者の不安や悩みを解消するために、多くの企業で導入されています。内定者研修は早期離職の防止にもつながるとされており、人材不足の企業では力を入れたいと思っているところかもしれません。

しかし「どんな研修を組めばよいのかわからない」「研修を行っているけれど、早期離職者の数が減らない」などの悩みも少なくないはず。そこで今回は内定者研修を組み立てる際の4つのポイントを解説します。具体的な研修内容の例も紹介するので、参考にしてみてくださいね。


 

【 目 次 】

 

内定者研修とは?


内定者研修とは、内定が決まってから入社するまでの期間に行われる内定者向けの研修のことです。内定者の不安解消や社会人としての意識作りなどを目的として導入している企業が多くなっています。


内定者を同じ場所に集めて行う「集合研修」や、eラーニングなどを活用した「オンライン研修」など、研修の形態は企業によってさまざまです。


すべての企業が行っているわけではなく、入社までとくに何もしない企業もあります。一般的に内定式後の10~11月もしくは2~3月に行われます。




内定者研修の目的


内定者研修は、主に以下の目的で行われます。


  • 内定者の不安を軽減する

  • 社会人として必要なスキルを身に着けてもらう

  • 学生からの意識転換

  • 職場内での人間関係構築


上記について、順に詳しく説明します。



内定者の不安を軽減する

内定者は「本当にこの会社でよいのだろうか?」と不安に思っているかもしれません。これは会社側の情報が見えにくいことが一因です。情報が少ないために職場に馴染めるのか、仕事内容は本当に自分に合っているのかなど不安を抱えてしまうのです。


もし内定通知後に企業側が何もしなかったら、内定者は「説明会などを行ってくれる他企業の方がよいのでは?」と思い始めてしまいます。内定者に「この企業で大丈夫」と思ってもらうためにも、内定者研修は実施すべきなのです。



業務に必要なスキルを身に着ける

内定者研修を仕事上で必要なスキルを身に着ける機会としている企業もあります。基本的なビジネスマナーや会社独自のツールなどを入社前に知っておいてもらうのです。

あらかじめ知っておいてもらえれば、何もせずに入社した場合よりも戦力化は早まります。内定者にとっても上司から評価されるなどのメリットがあり、前向きに仕事へ取り組みやすくなります。



学生からの意識転換

新入社員の中には学生気分が抜けないまま入社し、上司・取引先などに迷惑をかける人もいます。そんな人に意識づけができるのも内定者研修です。

仕事へ取り組む姿勢や社内外とのコミュニケーションの取り方などを具体的に教える機会を作りましょう。学生気分でいた人も社会人になったのだと改めて自覚し、ほどよい緊張感を持って社会人をスタートできます。



職場内の人間関係構築

内定者研修は、人事部・所属部署の社員、内定者同士でコミュニケーションを取れる貴重な場でもあります。職場の人との関係構築に利用してもらいましょう。




内定者研修のプログラム内容


内定者向けの研修ではどんなことをするのでしょうか。例えば以下のようなものがあります。


  • 会社の紹介や内定者が担当する部署・仕事内容の説明

  • ビジネスマナー

  • 業務上必要となるスキル

  • グループワーク

  • 親睦会 など



内定者の不安払拭のため、会社の紹介・仕事内容の説明を行う企業は多いようです。基本的なビジネスマナーは入社後のコミュニケーションで困らないように、親睦会は人間関係を構築のきっかけとして行われます。


いずれにしても内定者の不安を払拭し、安心して仕事に取り組めるよう研修を組んであげましょう。





内定者研修を作る際の4つのポイント


内定者向けの研修は、以下のポイントを押さえて設計するとよいです。



内定者の保有スキルや特徴を理解する

研修内容を決める前に、内定者が持つスキルや特徴を把握します。内定者の状態を把握しないと、研修でやるべきことが見えてこないからです。内定者が入社後に自信を持って業務にあたれるよう、それぞれの特徴理解から始めましょう。



受け入れ先の要望を聞く

内定者を受け入れる部署に対して、身に着けておいてほしいスキルなどはあるか聞いてみましょう。回答内容をもとに研修を組めば、より現状に合った内容にできます。



研修でのゴールを設定し内容を決める

内定者の情報と受け入れ先からの回答をもとに、研修でのゴールを設定します。「入社までに○○ができるようになる」「社会人としての自覚を持ち主体的に行動できる」など、明確にゴールを設定しましょう。


ゴールを決めたら、研修終了までに目標を達成できるよう必要な内容を組み立てます。



スケジュールを組む

研修内容を組み立てたら、スケジュールを作り内定者に通知します。基本的に研修に参加するかどうかは内定者の任意です。多くの内定者に参加してもらえるよう、できる限り早く内定者へ通知を行いましょう。




内定者に研修以外で行えるフォロー

内定者をフォローする方法は、研修以外にもあります。例えばメール等でいつでも相談できるような体制を作ったり、入社前にアルバイトとして短期間働けるようにしたりするなどです。目的と工夫次第で、あなたの会社のホスピタリティを発揮できます。


内定者に負担をかけず、入社まで不安を抱え込まずに過ごせるようなフォローをしてあげましょう。




まとめ


今回は、内定者を対象に行われる「内定者研修」についてお伝えしました。「内定辞退」という言葉が一般的に使われるほどに、内定者に自社を選んでもらうことがむずかしくなっています。内定者の状態や部署からの回答をもとに研修内容を組み立て、内定者が安心して入社できる効果的な研修を組んでみてください。

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