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不十分な対話がもたらす職場のリスク


人それぞれって最高!人的資本経営で見る多様性のパワー



「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」

専任講師&コーチの加井です。


昨今、迅速なコミュニケーションが仕事を進める上での重要な基盤として見直されてきています。

変化の多い現代では、現場で適切なコミュニケーションを取り、変化に対応できる判断・決定をスピーディーに下していく必要があります。


もし、組織内で対話が不十分な場合、特に上司と部下の相互作用において、さまざまなリスクが発生する可能性があります。


対話が不足するときに生じる課題を検討し、実際のシナリオを検証しながら、感情的知能(EQ)、自己思いやり、および部下のキャリアに与える影響について考察してみます。



 

【 目 次 】

 

トラブルが起きたときの対話


あるプロジェクトでトラブルが発生したとき、上司が適切な対話を実行せず、部下の意見や話を聴かなかった時、組織の改善ができず、仕事そのものの品質が低下してしまいます。


ここでいう対話不足とは、一方的に部下のミスや行動を責め立ててしまう等で、本来のトラブルの本質を見失い、双方の対話が不全している状況を指します。


こういった状況では、部下の意識も低くなり上司に対する信頼が欠如します。

部下は感情的に不安定になり、業務の妨げになる可能性があります。


トラブルが起きた事に対する指摘は重要なフィードバックですが、そこに相手に対する十分な自己思いやりがない場合、部下は自分を責め、人間的に否定されたと捉えてしまい、ストレスや不安に直面するかもしれません。





キャリアの観点から見ると、コミュニケーションのギャップが原因でプロジェクトが失敗すると、部下の評価や能力に対するジャッジメントに制限がかかり、キャリアに影響を与える可能性があります。


上司が具体的なフィードバックを提供せず、部下が自分の成果を正しく評価できない状況を考えてみてください。


部下本人は、自分の価値を現実よりも低く見立て自己効力感が失われ、仕事に対する情熱を失う事になるでしょう。


トラブルが起きた場合のフィードバックの不適切さは、スキル向上や成果の認識を妨げ、キャリアの発展を制限する可能性があります。そういったことが未然に起こらないようにするためにも、組織内で建設的なフィードバックの文化を育むことが重要です。


その為には、どんなに大きなトラブルであったとしても、適切な感情コントロール(EQの高さ)を持った上で思いやりのある対話を実行し、トラブルの本質を互いに見極め、上司と部下の間で解決する対話を実行する事が不可欠です。


EQは、フィードバックの不足が引き起こす感情的な混乱を和らげ、感情の安全と確実性のある環境を促進するのに役立ちます。

十分な自己思いやりがあれば、部下はフィードバックを成長の機会と捉え、前向きに受け入れることができます。


※EQとは?

Emotional Intelligence Quotientの略。自身や周囲の人達の感情を適切に理解、コントロールする能力。


まとめ


私たちが考える対話は、相手を思いやり、率直な意見をやり取りできる極めて理性的な場であると言えます。


例え、一時的に感情が沸き上がったとしても、いったんは冷静になり、その場の対話が建設的に行われるよう互いに努力し、思いやりのある場にすることが重要です。


それでこそ、組織の持つ課題を一緒に解決していく姿勢であると言えます。






 

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