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"人それぞれ" って最高!〜人的資本経営で見る、多様性のパワー

更新日:2023年10月16日


人それぞれって最高!人的資本経営で見る多様性のパワー



「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」

専任講師&コーチの加井です。


こんにちは、人材育成を担当する皆様。


日々、社員の能力を最大限に引き出すための取り組みを考えていらっしゃると思います。

その中で、私たちが企業さまに良くお話ししているのが、「独自性の社会化」です。

『らしさに気づき、その価値を共有し合うことで、ひとりひとりが活きる状態』です。


これは、私たちの理念でもあり、最近皆さんが取り組んでいらっしゃる「人的資本経営」に関係のある在り方である、と私たちは考えています。


少しだけ人的資本経営について触れておきます。



 

【 目 次 】

 

なぜ「人的資本経営」が注目されるようになったのか

・グローバル化の進行: 企業の国際的な競争が激化する中で、人材の戦略的な管理が企業の競争力を決定する要因となってきました。多様な文化や価値観を持つ人材を効果的に活用することが求められるようになりました。


・技術の進化と情報化: IT技術の進化やAIの台頭により、単純な作業は自動化される傾向が強まりました。これにより、人材の「思考力」や「創造力」など、人間特有の能力が企業の価値を左右するようになりました。


・働き方改革の推進: 長時間労働や過度なストレスからの脱却を求める声が高まる中、効率的な働き方やワークライフバランスの重視が求められるようになり、人材の健康や幸福を中心とした経営が注目されるようになりました。



企業が人的資本経営を意識する理由



・持続可能な成長のため: 企業の成長と持続性は、優れた人材によって支えられます。人材を中心とした経営は、長期的な視点での企業の成長を支援します。


・イノベーションの創出: 多様なバックグラウンドや専門知識を持つ人材が集まることで、新しいアイデアや解決策が生まれやすくなります。


・企業ブランドの向上: 人材を大切にする企業は、外部からの評価が高まり、採用や顧客獲得においても有利なポジションを築くことができます。


・従業員の満足度と生産性の向上: 人材の能力やモチベーションを最大限に引き出す経営は、従業員の満足度を上げ、生産性の向上にもつながります。


皆さんの会社でも人的資本経営について様々な計画を立て、実行されていると思います。

是非、見せ方の取り組みとして進めるのではなく、本質的な取り組みにしていただくためにも

私たちが必要だと考えている「独自性の社会化」と人的資本経営の繋がりを知っていただきたいと思います。


「独自性の社会化」と人的資本経営はどのような関係にあると考えているのか。



社員の「らしさ」が経営資源となる

人的資本経営の核心は、社員の能力や知識、経験を経営資源として活用し、組織の競争力を上げることにあります。


この中で、「独自性の社会化」は、社員それぞれの個性や特性を明確にし、その強みを生かすことで、組織の多様性と独自性を高める役割を果たします。



人の「らしさ」を大切にする文化の醸成

「独自性の社会化」は、社員一人ひとりが自分らしい働き方を追求することを奨励します。


この文化が浸透することで、従業員のモチベーションや満足度が向上し、人材の維持やリテンションの向上にも寄与します。



独自性を活かしたイノベーションの創出

多様な価値観や考え方が集まることで、新しいアイディアや取り組みが生まれやすくなります。


人的資本経営の中で、「独自性の社会化」を推進することで、イノベーションの源泉としての社員の独自性を最大限に活用することが可能となります。



「対話」が欠かせない理由

独自性を生かすためには、それを理解し、共有する「対話」の場が必要です。

社員同士のコミュニケーションを深化させ、互いの独自性を理解し、尊重する文化が醸成されます。


人的資本経営の中で、この「対話」は、組織の連携を強化し、イノベーションを加速するキーとなります。



まとめ

「独自性の社会化」と人的資本経営は、社員の個性や独自性を最大限に生かすことで、組織の競争力を高めるための新たな方向性を示しています。人事として、この考え方を取り入れ、今後の人材育成や組織づくりの中での活用を考えることで、組織のさらなる発展を促進することが期待されます。


皆様の組織での「独自性の社会化」の取り組み、どのように進められているでしょうか。

人的資本経営との新たな関係性を理解し、日々の業務に活かしてみてください。



 

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